株式会社さざれ(以下、当社)は、通関パッケージを開発・販売する株式会社サム(以下、サム)と、保税・通関分野における戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
サムの輸入通関パッケージ「ISP-SOME」と、当社の保税倉庫管理システム「Bonded WMS(BWMS)」を連携させ、通関業務から保税倉庫の搬入・在庫・搬出までを一貫して支援するソリューションとして提供します。輸出通関パッケージ「ESP-SOME」とも今後連携する予定です。
提携の背景
越境ECの拡大を背景に、航空輸入の少額貨物の取扱件数は増加を続けています。保税倉庫の現場は、この貨物件数の増加と、老朽化したシステムの両方に直面しています。
- 延長サポートが終了したWindows CE系OSのハンディターミナル(HHT)を使い続けている
- NACCSへの登録を手作業で行っている
- 荷主から貨物の所在を問われても即答できない
両パッケージは、マニフェスト通関に必要な貨物情報の取込や課税価格の算出、NACCS申告用ファイルの作成などの機能を備えています。サムはこれまで保税倉庫向けのシステムも手がけてきており、その後継としてBWMSを選定し、今回の提携に至りました。通関を熟知したサムと、保税倉庫の現場に特化したシステムを持つ当社が組むことで、通関から保税までを途切れなく支援できる体制を整えました。
提携の内容
- ISP-SOMEで扱うSP貨物情報を、BWMSの標準インターフェースで連携します。通関側で作成した貨物情報を保税倉庫側でそのまま取り込めるため、データの二重入力が不要になります。
- 今後はESP-SOMEとも連携し、航空輸出に対応します。
- サムの保税システムをご利用のお客様には、移行先としてBWMSをご案内します。
- 両社共同で、提案から導入までを支援します。
BWMS(Bonded WMS)について
BWMSは、保税倉庫での利用を前提に設計した倉庫管理システムです。一般的なWMSに保税機能を追加したものではなく、搬入・在庫・搬出の管理とNACCSの手続きを、ひとつの流れとして扱います。
- 現場はAndroid HHTでバーコードを読み取るだけで作業でき、結果は事務所のPC(Webブラウザ)に即時反映されます。
- NACCSへの登録データ(BIN・HPK・OUT)をシステムが作成します。
- 許可が出ていない貨物はHHTが搬出を止め、搬入時の個数差異(Short・Over)はその場で記録できます。
- 保税ステータスはMAWB・HAWB単位で照会でき、荷主からの問合せにその場で回答できます。
- オプションで、SIMGATE経由のNACCS自動送受信なども選べます。提供形態はオンプレミスとクラウド(Microsoft Azure)から選べます。

BWMSは2026年9月、関西圏の航空輸入保税倉庫で本稼働しました。11月以降は、IAWによる処理時間の反映や、IWIを活用した棚卸機能、ダッシュボード画面などを順次追加する予定です。
今後の展開
両社は通関パッケージとBWMSの連携を標準化し、通関業者・保税倉庫事業者の皆さまに向けて展開してまいります。BWMSの対象業務も、航空輸入から航空輸出・海上輸入・海上輸出へ、標準機能として順次拡張する予定です。
お問い合わせ
BWMSのデモ・資料のご請求は、お問い合わせフォームまたは info@sazare.co.jp までお気軽にご連絡ください。